GoogleCloudNext18 Day1: GKE On-Prem、kubernetesを利用した企業のためのハイブリッドクラウドソリューション
Google Cloud Nextで個人的に一番ワクワクした発表でした。そのメモをアップしておきます。
オンプレとGKEというキーワードで移行の話かと勝手に思ってたら全くそうではありませんでした。
タイトルにもある『ハイブリッド』とはある2つのものが共存して強みが増えることを言いますよね。
オンプレ環境に目をつけて敢えて使おうというのが今回のお話です。
※ なお、私自身のKubernetes知識は職場で別事業部で使われているのを見聞きする程度です。
GKE On-Prem、kubernetesを利用した企業のためのハイブリッドクラウドソリューション
スピーカー
- ダスティン カークランド
- GoogleCloud プロダクトマネージャー
注意
⚠将来の見通し含めてこれからの話をする箇所があるよ⚠
(確定事項ではないということ)
大変革をもたらす
On-Premに対してGKE管理画面提供する
既存のデータセンタに対して提供する
すなわち、既存のデータセンターに対して革新的であるだろう
GKE On-Prem
クラウドのGKEのようにOn-Prem環境のコンテナをいじる
Googleのすでに提供しているものと同様の方法でクラスタを実行
GKE及びGKE On-Premでクラスタのインストール
GCP以外に対しても使えるようになります。
GKE On-Premがもたらす『ハイブリッドクラウド』
その先は東京とは限らないロンドンだったりする
Co-Lo(Co-Location)
On-Premのニーズの有りそうな使い方
オンラインゲームの場合
近くのOn-Premに繋がせて、必要があればCloudに接続させる(レイテンシを気にするような場面で)
太いOn-Prem - Cloud間の通信も必要(その用意がGoogle側にはある)
証券取引 Co-Lo
リテール エッジ クラウド コンピューティング
エッジ / IoTから 身近にあるOn-Premに通信する
データ来歴
- 法的義務
- コンプライアンス要件
- 責任制限
のような持ち出しに懸念があるものをOn-Prem
豊富なセキュリティ機能セットをCloudへ
リフトアンドシフト(乗り換え)
レガシーソフトウェア
独自のソフトウェア
それが壊れていない(←きっかけが無いことを言っていると思う)
開発 -> テスト -> CI -> CD -> Prod
On-Prem上での開発
自由な開発になる
プロダクションユースも想定している、そのハードウェアに特化できるから
障害点としてのGoogle
Googleだけに頼ると万が一Googleが落ちてしまった場合に影響が出てしまい困る場合
いろんなデータセンターに環境を用意し、その管理をGKE On-Premでやる
Googleのプラネットスケールのクラウドセキュアデータが生産性を押し上げる
企業のデータセンターとテクノロジーが価値を届ける
バイナリのコードを皆さんのデータセンタに届けます
Google Cloudがデータセンターのエクステンションそして加速装置となり得る
デモ
On-Premでいけるということは…
ラップトップでも行ける!!!!
デモ内容
- 外部のクラスタ(ラップトップ=ノートPC)を登録する
- ローカルでCLIからエージェント(?)起動
- 管理画面から…YAMLのマニフェストをダウンロードしてローカルにapply
- Googleへの接続も勝手にやってくれる(GKEConnectAgent)
- Credential登録
- 登録完了
- クラスタをクリック
- 管理画面からいろいろ見れる
- Workload
- 結果: GKE管理のコンテナがラップトップで動いてる
質問コーナー
使うのに特殊な機器は必要?
VM Ware上での提供を考えてるよ v3
いいのがあればVM Ware以外にも教えて
ストレージはどうなる?
答えると長くなる
短めにいうと
- ステートレス/フルはどちらも用意している
- フルはできるだけ長く保たなければならない
- 暗号化も提供
料金は?
プライスモデルはまだ教えないよ
kamyknの考察
これってOn-Premだけの話ではなくGKE <-> AWSとかもできそう…、下手したらラップトップでの実演にあったように端末とかIoTとかそんなところまで手が届きそうですね。
そしてGoogleがどうやってこのサービスをデザインするのかすごくワクワクしますね!
超余談
帰る頃にはすっかり真っ暗闇になってました
ネイティブの発音で
nginx -> エンジネックス
って言っててかっこいい